曲の終わりに俺は叫んだ。
新進プロレスラーの仲山は、試合中にライバルのプロレスラー松田に大怪我をさせてしまい、英国マット界へ左遷されてしまう。
左遷先の英国で、仲山は女友達のナオミを介して「5人目のビートルズ」と呼ばれるミュージシャン、アント・シェリダンと出会い、活躍し、英国マット界のチャンピオン・ベルトを手にする。しかし、その栄光は皮肉にも、かつて怪我をさせた松田の踏み台となることを意味していた。
懊悩する仲山だが、アント・シェリダンとの出会いを通じて、どんな状況になっても一生燃え続けることの大事さを知る。
英国で様々な出会いや別れを経て成長した、プロレスラー仲山が出した答えとは──。
90年代のプロレス全盛期を舞台に、『プロレス界のジョン・レノン』を目指した漢の熱いゴングが鳴る!